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青年将校ワシントン

アメリカ独立運動が盛り上がった背景として、独立前から植民地議会があり、一定の自治があったことが挙げられる。絶対王政の下ならば、どれほど圧政であったとしても独立の動きは遅れたのではないか。そのように考えると皮肉である。
アメリカ独立に至る背景として、フレンチインディアン戦争が重要であることが理解できる。戦争に主体的に参画したという経験が独立の原動力になる。これは一つの歴史的な真実である。古代ギリシアのポリスの参政権は戦争への参加の義務と対になっていた。そのために自前で武装する財力のない平民には参政権がなかったが、軍船の漕ぎ手として参戦することで参政権が認められた。第一次世界大戦後にヨーロッパ諸国で女性の参政権が認められるようになったが、それは総力戦下における軍需物資生産など女性の戦争協力が背景にある。ここからすると、絶対的な平和主義の戦後日本は良いか悪いかは別として特異であることが分かる。
それにしても、アングロサクソンの底力には恐ろしさを感じる。序盤はフランスが優勢であった。イギリス側はどうしようもない状態であった。しかし、最後には逆転し、圧倒的な勝利にまで持っていく。日本が太平洋戦争で敗北したことも納得してしまうような底力である。
本書では、先住民のインディアンが虐げられるだけの存在でも、平和的な部族でもないことが描かれている。頭の皮を剥ぐという残酷な行為が普通に行われている。捕虜の扱いというような論理も通用しない。現代ではインディアンの思想を高く評価する向きもあるが、ここでは非文明的な未開の部族の印象を受ける。
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