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林田力Twitterまとめ 2017/12/21 [林田力hayariki]


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宇宙飛行の父

#宇宙 #ロシア #書評
勉誠出版『宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー』はロシア人科学者コンスタンチン・ エドゥアールドヴィッチ・ツィオルコフスキーの伝記である。耳が聞こえず孤立するなか、独学によってロケットの基礎となる理論を打ち立てた。
軌道エレベーターやスペースコロニーなどSFの素材の発案者である。ハードウェアだけではない。宇宙に進出することによる人類の進化も説いている。まるで機動戦士ガンダムのニュータイプ論である。ガンダムのような作品も元となる思想があってのものと感じた。
私は宇宙開発は税金の無駄、宇宙開発よりも人類の住む地球を大切にしようという発想が強い。これに対して著者は宇宙開発にロマンを抱いている。科学が人類の発展に資するという楽観的な時代とのギャップを感じる。
それでも共感できるところもある。特定人のための技術ではなく、多くの人が利用できる技術を考えていたという。ここには消費者志向がある。私が現実の宇宙開発に否定的である点も、冷戦時代の軍拡競争の一環として始まり、一部の人のためのもので、消費者のためではないというイメージがあるためである。最先端技術を進歩させれば、後々に一般消費者におこぼれが回ってくるという見下した発想が感じられた。それよりはITやバイオ技術に魅力を感じる。
ところがソ連の人工衛星打ち上げはミサイル開発に振り向ける予算をとるという科学者の政治的駆け引きがあったという。宇宙開発への認識を新たにさせた。
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