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絶滅の人類史の書評

更科功『絶滅の人類史なぜ「私たち」が生き延びたのか』NHK出版新書、2018年
本書は冷徹な現実を指摘する。椅子取りゲームのように人類が増えれば、その分、他の生物の生存圏が減る。その結果、絶滅する種も出てくる(244頁)。このように意図はなくても相手を害してしまうことはある。高層マンションばかりとなり、戸建て住民が物理的に追い出される訳ではなくても、住環境が悪化し、出ていくことと似ている。
本書はアフリカから出た原生人類であるホモ・サピエンスがネアンデルタール人と交雑したとする。そのためにアフリカ人以外のホモ・サピエンスにはネアンデルタール人の遺伝子が含まれている(233頁)。アニメなど日本には白人と黄色人種には差がなく、黒人だけが異質という感覚がある。それはネアンデルタール人遺伝子の有無という観点では正しかった。
このネアンデルタール人遺伝子が入ったことはホモ・サピエンスの寒冷地などへの適応力を高めた(235頁)。純血主義が不利であることは生物学的に説明できる。
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